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PEOPLE WHO WEAR A LAB COAT vol.2: 大久保病院 小平智文

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PEOPLE WHO WEAR A LAB COAT 白衣を着る人

クラシコのビジョンは、白衣を着る人々に愛されるブランドになるということ。そんな白衣を身に纏った人たちが立ち向かっている仕事、考えていること、過ごしている場所、ライフスタイル、そしてその人たちにとっての白衣とは?をご紹介します。

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Vol.02: 小平 智文(大久保病院 研修医)

PROFILE

大久保病院 研修医/ピアニスト

学習院大学文学部哲学科を経て、東海大学医学部へ編入。2015年首席で卒業し、大久保病院に研修医として勤務。ピアニストとしても活動し、2015年には東京ピアノコンクール アマチュア部門で優勝。

撮影時着用白衣:テーラードジャケット

 

-医師を志したきっかけを教えてください。

子どもの頃、医療もののドラマや漫画に触れる中で医師に憧れるようになりました。小学校の文集にも、医師になることが夢だと書いていましたね。

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-実際に研修医となった今、どうですか?

医師という仕事は、学んで得た知識がそのまま使える一方で、細やかな技術も高められ、その双方をバランス良く学べるところに魅力を感じています。

また、医師になる人は、努力を重ねてきている人、独特な視点を持っている人が多く、そういった人と一緒に仕事が出来ることはとても経験になりますし、私に医療の実際を色々と教えてくださる周囲の先生方、コメディカルの皆様にいつも大変感謝しています。

 

-仕事においての信念はありますか?

努力とチャレンジを続けること。それが人生の目的にもなっています。今日は昨日と違っていないといけないと思うんですね。

医学部に入る前は大学の哲学科に所属していたのですが、そこでは常識を疑うことの重要性をよく説かれました。そうした背景もあって、こうでなければいけないというのを捨てて、既成の価値観に捉われず何でもチャレンジし続けるように心がけています。働いている日も休日も、その時間の価値は本質的には変わらないと思うんです。一日を重く捉え、365日すべての日を大切にしながら生きるようにしています。

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-ピアニストの肩書きも持っていらっしゃいますね。

ピアニストの活動があることで、感覚と思考の世界の両方を持つことができています。主観的な印象ですが、医師の時に使う脳と、ピアノを弾く時に使う脳は違うように感じるのです。よく言う右脳と左脳、といった感じでしょうか。この切り替わりがあることで精神的に淀みがなく、この二面性が私の人生を前に進めてくれています。

また、医師の仕事は解剖学的視点から人体を学ぶので、この筋肉を使うとこう動くなど、身体を無駄なく合理的に使う方法が分かるようになるんです。それによって、以前より自然にピアノという楽器を演奏できるようになりました。また身体的な側面だけでなく、医学を通して勉強を重ねたことで、楽譜の読み方もより深く掘り下げられるようになったと思います。

これも主観的なことですが、ピアノを弾くことで感性が高まり、病院で起きていることにも気付きやすくなってるようにも感じます。考えることに偏重してしまうと、感じることが少なくなってしまいがちです。細やかな心の変化や、環境の変化に気づくことができるようになって、相互に良い影響を与え合うものになっています。

いずれにせよ、自分にとって音楽と医学は相互に連関しているように思うのです。

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-これからのことを教えてください

医師と音楽をやっていることで、身体と心の両方を癒やせることが、僕自身の存在価値だと思っています。今後どのような専門分野を歩むかはまだこれからですが、もし麻酔科を選んだとしたら、ペインクリニックやホスピスなどで、体の痛みを取るだけでなく、音楽によって心の痛みも取れるような活動をできたらと考えています。

 

-最後に白衣へのこだわりについて教えてください。

白衣は医師が個性を表現できるツールです。また、綺麗な服を着て仕事をするとテンションが上がり、元気も出ますよね。

シルエットが綺麗で、生地感、肌触りの良いものを好んで選んでいます。クラシコの白衣は、他社のものに比べて、ポケットの使い勝手など、機能面で気に入っています。ただ、若手だと光沢の無いもう少し落ち着いた生地感のほうが着やすいですかね。同じモデルでも生地のバリエーションを出していただけると嬉しいです。

 

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vol.1: 日比谷クリニック 加藤哲朗