『PEOPLE WHO WEAR A LAB COAT』開設に寄せて
ドラマ化された人気マンガ「コウノドリ」の主人公のモデルとなった荻田和秀医師、情熱大陸に出演の 大藤剛宏医師など、当社製品のユーザーである5名の医師に、仕事への信念と医療の現場での白衣の存在価値につ いてインタビューしたWEBコンテンツ『PEOPLE WHO WEAR A LAB COAT』(http://www.clasic.jp/stories/)。全ての医師の取材を担当した医学部卒のライターとして活動している朽木誠一郎氏(ノオト所属)より、サイト開設によせてコメントをいただきましたので、こちらでご紹介させていただきます。
ライター 朽木 誠一郎 氏
PROFILE
ノオト所属・医学部卒のライター・編集者。大学時代にフリーライターとしてキャリアをスタートし、卒業後はメディア事業をおこなう企業に新卒入社。オウンドメディアの編集長として企画・編集・執筆を担当したのち退社。フリーランスを経て現職。主なテーマは働き方、テクノロジー、メディア、医療、アスリートなど。
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今回の取材では、医療業界の中にいてもなかなかお会いする機会のない、「医師が憧れる医師」たちにお話を伺うことができました。彼らに共通していたのは、白衣を自分のためではなく、患者とのコミュニケーションのために身につけていること。名医と呼ばれる人たちほど、多忙を極める日々の現場でも、その立ち居振る舞いにおけるマナーやエチケットを疎かにしていないことは、私にとって新鮮な驚きでした。
記事制作にあたっては、取材時に印象的だった各医師の言葉を、タイトルとして採用しています。すべて、そのキャリアに裏打ちされた重みのあるフレーズです。
「自分が手術をすれば100%助かるという自信がある」
「絶望の淵から人が立ち上がる。その姿に自分自身も励まされる」
「ピラミッドのてっぺんにいる人間は、他の追随を許してはならない」
「自分にしかできないことを求めると、歪みが生まれる」
「どんなに状態が深刻でも、笑顔で向き合いたい」
それぞれ、どんな経緯で発せられたものかは、ぜひ記事本編でお確かめください。取材の現場でこれらの言葉を聞き、あらためて思ったのは、「医師という職業は、カッコイイなぁ」ということです。
絶えず努力し、進歩し続け、驕らず、それでいて自信を持ち、いつも他人のために在る。しかも、人命を左右する仕事ですから、このような信念を持ち続けることは、想像よりはるかに困難なはずです。それでも諦めず、一心に前へと進む覚悟の象徴としてのまっさらな白。白衣のカラーには、そんな意味もまた込められているのではないか、と感じました。だからこそ、こだわりの白衣を着こなす医師は眩しく映るのでしょう。
普段、なかなか垣間見ることのできない、スーパードクターたちの「仕事の信念」には、医療関係者もそうでない方々も、何かしら感じ入るところがあるはずです。それでは、クラシコ特設サイト『PEOPLE WHO WEAR A LAB COAT』をどうぞ、お楽しみください。