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「U scope」iF design award 2017 授賞式レポート

「U scope」 iF design award 2017 授賞式レポート

聴診器としては世界初の最優秀賞「ゴールドアワード」受賞

クラシコが開発した聴診器「U scope」が、2017年3月10日(金)にドイツで開催された国際的なデザイン賞「iF Design Award 2017」で最高位の金賞「iFゴールドアワード2017」を受賞いたしました。今回は授賞式の様子をレポートします。
 

「iF design award」とは

「iFデザインアワード」は国際的に最も権威のあるデザイン賞のひとつで、 「ゴールドアワード」は世界59カ国、5575点の応募から75点のみが選ばれる最優秀賞です。 日本では過去にトヨタのレクサスなどが受賞しており、“デザイン界におけるオスカー賞”と呼ばれています。

今回はSonyの「PlayStation VR」などが受賞

クラシコのU scopeの他に、今年ゴールドアワードを受賞したのは、日本企業だとSonyの「PlayStation VR」、マツダと資生堂のコラボによるはフレグランス「SOUL of MOTION」、ヤマハのエレクトリックバイオリン「YEV」などが受賞。授賞式で見たものは、洗練されたデザインはもちろん、コンセプトが素晴らしいプロダクトばかり。世界各国の企業が目標としているデザイン賞だということを改めて実感しました。

授賞式の動画はこちら


評価されたのは徹底的な「リデザイン」

審査員からは、医療機器の中でも真の古典と呼ぶことができる聴診器の原型を徹底的に「リデザイン」したことが評価されました。 聴診器に必要な要素をすべて維持しながら、シンプルでエレガントなデザインによって、日常的な臨床ツールが適量の工学ディテールにより、医療従事者のコンパニオンとして愛されるものになっているとのコメントをいただきました。

U scopeに対する現地での評価も上々

授賞式とその後のアフターパーティーでは、世界中から集まったデザイナーや関係者からU scopeについて興味とコメントをいただきました。
第一声は「美しい」という声と、医療分野ではこのような「引き算のデザイン」で高いクオリティーと実用性を備えたデザインが少なく、非常に日本的なアプローチで素晴らしいというコメントもいただきました。

授賞式で着用した白衣も注目の的でした

授賞式では代表の大和とデザイナーの吉冨氏がタキシードの代わりにクラシコの白衣で参加。白衣で壇上に上がると大きな歓声が上がり、一番の盛り上がりでした。各国のデザイナー達もクラシコの白衣を試着。「クール」という声と、気に入った人たちからは「自分の国に持って帰りたい」と非常に好評でした。